今クルーズも博多港を出港し4日目となりました。
昨日小笠原の父島に寄港しましたが、今日は硫黄島と西之島周遊をしながら1日洋上クルーズです。このように普段行くことができない島々を見ることができるのも船旅の醍醐味。
というかこのクルーズのコンセプト自体が、「船でしか行けない場所・景色を訪れる」ということなので、硫黄島と西之島はそれにふさわしいチョイスだと思いました。
早朝から硫黄島周遊クルーズへ
今日は朝の6時ころから硫黄島を周遊ということだったので早起きしてデッキへ向かいました。
硫黄島は第二次世界大戦で激戦地の一つともなった島。実際に見てみるとホントに小さな島です。
こんな絶海の孤島を巡って日米合計2万6千人もの方が亡くなったそうです。未だに遺骨収容が終わっていないことや、不発弾が残っていること、火山活動が続いてることもあり民間人の立ち入りは禁止されています。
今回も硫黄島周遊ということで上陸はできませんでしたが、間近まで近づくことができました。
にっぽん丸デッキから硫黄島をタイムラプスで撮影してみました。
船のエンジン振動で乱れ気味ですが・・・ pic.twitter.com/LQSyhAkrGB
— はた@GWはコスタベネチア (@hata_cruise) 2019年4月18日
摺鉢山(標高169m)です。アメリカ軍からの猛烈な爆撃攻撃で山の形まで変わってしまったとか。写真右奥にちょっとだけ見えるのが自衛隊の基地です。
有名すぎるこの写真が撮られたのも摺鉢山の頂上になります。
Joe Rosenthal [Public domain], via Wikimedia Commons
乗船ゲストの中に「全国硫黄島島民の会」という会の会長さんがいらっしゃったのですが、硫黄島を周遊しながら島の歴史や戦争の話をしてくださって、なんか胸が詰まる思いがしました。
浜には大破した当時の船の姿も見えました。リアルでした。
朝食はオーシャンダイニング「春日」にて
1時間ほどの硫黄島周遊を終えて朝食へ。クルーズ4日目にしてやっと初めてもう一つのメインダイニング「春日」に行ってみました。
ここ「春日」はディナーはスイートルームとデラックスルームに宿泊の方しか利用できなくて、それ以外の方が行くなら朝食かランチのみになります。
2階のレストラン「瑞穂」とはまた違ってなんとなく高級感があります。席数が少ないので少し時間をずらして行くと待ち時間無しで入れます。
「春日」の朝食は洋食で、スープ。卵料理、グリルドミート(ハム、ベーコン等)、パン、フルーツをテーブルサーブサービス(スタッフさんがテーブルで注文を取って、調理してから持ってきてくれるタイプ)で食べるスタイル。
あと、日替わりでフレンチトースかパンケーキが出てきます。この日はパンケーキの日でした。
オーシャンダイニングと呼ばれるだけあってテーブルからの眺めも良いです。ちょうど南硫黄島がみえて、優雅な朝食となりました。
最高標高は916m。綺麗な三角の形をした島です。
午後は西之島周遊クルーズへ
そして午後には本日のハイライト第二弾「西之島」周遊クルーズです。
にっぽん丸が西之島に近づいていく様子です。 pic.twitter.com/qyHxBREeVI
— はた@GWはコスタベネチア (@hata_cruise) 2019年4月18日
西之島は父島の西方約130kmに位置する無人島。2013年に噴火して以来、溶岩流が堆積して島の面積が拡大し続け、元のサイズの約10倍にまで多くなりました。ニュースでも取り上げられていたのでご存知の方も多いと思います。
望遠鏡で島肌を観察することができましたが、ホント溶岩で覆われててツルッツルしてそうでした。樹木1本さえもない。
西之島を離れしばらくすると日没。動画ではなかなか伝えることが難しいですが、夕日が地平線の向こうへ沈んで行く姿は本当に綺麗でした。
動画では全く伝えきれませんが、夕日が沈んでいくところは本当に綺麗でした。 pic.twitter.com/G3fWgBrZnw
— はた@GWはコスタベネチア (@hata_cruise) 2019年4月18日
日中もアクティビティ盛りだくさん
今日は硫黄島と西之島周遊がメインでしたが、船上では様々なアクティビティが行われていました。
主なイベントは「ホースレースゲーム」「ビンゴ」「洋上のプラネタリウム」の3っつ。
ホースレースはおもちゃのお金を使ってのゲーム。ちなみににっぽん丸は日本船籍なのでリアルカジノはありません(景品がゲットできるなんちゃってカジノはあります)。
そしてクルーズ定番のイベントといえばビンゴですよね。
にっぽん丸グッズの数々が景品として準備してありましたが、この日一番ラッキーだった勝者の方はなんと「JTBチャタークルーズ招待券」をゲットされていました。
ウン十万円分の旅行をさらっと出すJTBさんもすごいなと感心しましたよ(笑)。太っ腹です。
ちなみに我が家は何度もクルーズに行ってますが、一度たりともビンゴ出たことありません・・(涙)。
そしてこちらも船ならではのイベントですが洋上のプラネタリウム。周辺に全く明かりがない船の上から眺める星空は言葉では言い表せないほど美しいです。
しかも航海士さんによる星座解説付き。海外船は英語なので難しいですが、日本船はやっぱり良いですね。
自分も過去にクルーズ船で働きながら世界中を回りましたが、「どこが一番良かった?」という質問に対して「太平洋で眺める星空」と答えるほど。そのくらいきれです。
写真が下手過ぎて笑っちゃうんですが、本当に綺麗なんです!!
寝る前のお風呂と夜食がやっぱり最高
洋上プラネタリウムで冷えた体を大浴場であたため直し(本日2回目のお風呂)、寝る前の夜食へ行ってきました。
夜のお風呂から夜食への流れはもう定番のルートです。
寝る前にこれだけ食べるのは流石にヤバイですね。悪いことだとわかってるのにやめられませんw。
ああ、おいしかった・・。