今回のクルーズの中でもかなり楽しみにしていたのが今日のロシア・ウラジオストックへの寄港。距離的には日本からそう遠くなく飛行機で2時間ちょっとでいくことが出来るらしいのですが、ロシアなんてなかなか行く機会もないし初めてだったのでかなり堪能してきました。
ウラジオストック寄港地情報
まずは簡単にウラジオストックの現地情報をお伝えします。最近はダイヤモンドプリンセスやコスタ・ネオロマンティカといった他社も毎年ウラジオストックに寄港しているので今後クルーズで訪れる方の参考になればと思います。
ソビエト連邦崩壊後までは、ソ連国民も含む市外居住者の立ち入りが禁止された閉鎖都市だったウラジオストック。今では夏場は多くの観光客が訪れる国際都市として発展しました。実際、現地の人の顔を見てみるとヨーロッパ系の人からアジア系・混血っぽい方など様々な人種の人を見かけました。
公用語はもちろんロシア語で、日本語はおろか英語もほとんど通じませんでした。お店の看板やレストランメニューもほぼロシア語オンリーで英語の表記は全くと言っていいほどありません。
モノにもよりますが物価は日本よりちょっと安いかなというくらい。外国人が立ち寄るようなお土産屋さんでない限り日本円やドル・ユーロは使えませんが、タクシー・レストラン・スーパーではクレジットカードで支払いが出来るので多くの現金を持ち歩く必要はありません。
クルーズターミナルからウラジオストック中央広場までは歩いて5分程度。レストランやスーパーマーケット・デパートもすべてこの中央広場から徒歩圏内にあるので、自由行動の人はまずここを目指すことをおすすめします。特に治安が悪いということもないようなので安心して散策は出来ました。
ウラジオストック入港
ウラジオストックの入港は午前10:00。入港風景を眺めるためにデッキに出てみましたが風が冷たく半袖では寒いくらいでした。
↓ロシア語で「ウラジオストック」と書いてあるそうです。
入港後ロシアの官憲が乗船して入国手続という流れでしたが、この国はなんでもペースがゆっくりらしく下船が可能になったのはお昼を過ぎた頃でした。
ウラジオストック市内観光
ウラジオストックのクルーズターミナルはシベリア鉄道終着駅のすぐ側に位置しています。案外小さな建物で「これがあのシベリア鉄道の駅?」って感じで、すこし拍子抜けしました。
そして駅前に堂々とそびえ立つレーニン像(足元のロシア語読めませんが、多分レーニンって書いてあります)。
下船後にとりあえず向かったのは街の中心地。町並みはヨーロッパ風でありながら緩やかな坂道が多く、雰囲気的には同じ港街であるサンフランシスコに似ていると感じました。
午後は太陽も出てきて気温が上がりましたが、それでも日本よりは涼しくて過ごしやすかったです。夏の寄港なら半袖でOKだと思います。
こちらが中央広場。大きな銅像がありましたが説明が全部ロシア語なので何なのかさっぱりわかりませんでしたが、とにかく写真スポットであることには間違いありません。
近くでたまたまパレードっぽいのもやってました。このドレスはロシアの伝統衣装なのかな?
町並みはこんな感じです。
海沿いには露店やパフォーマーがいる歩行者天国もあり、いかにも港町っていう感じです。ウラジオストックは世界遺産や有名なランドマークがあるわけではないので、ゆっくりと異国情緒あふれる町を歩いたり、カフェでのんびりしたりと言ったふうに過ごすことになると思います。
それからおすすめは現地のスーパーによってみることです。お土産になるようなものがたくさん売っていますし商品を眺めているだけでも楽しいです。
クルーズターミナル内にはお土産屋さんも出店されていました。ロシアの伝統工芸といえばマトリョーシカ。買いませんでしたがめちゃめちゃ種類がありました。
生まれて初めてロシアに行きましたが、やっぱり独特の雰囲気があって面白かったですね。帰船リミットも午後の21時ということで十分楽しむことが出来ました。