「妊娠中だけどクルーズに参加できますか?」今回はそんな質問に答えたいと思います。
妊娠中のクルーズは自己責任
まず前提として、クルーズ船内の医療体制については陸上の病院とは異なり多くの制約があります。
どの船にも必ず船医が乗船していますが、船内診療室での治療は産婦人科医による専門物ではなく、あくまでも応急処置が中心になります。
船内での治療が不可能と判断された場合には陸上の病院で治療することになりますが、航海する海域や気象状況によっては緊急時であっても陸上からの支援に時間がかかる場合や、支援を受けることができない場合もあります。
そして各社ともに承諾書及び主治医の診断書提出を義務付けています。
要は妊娠した体でクルーズに参加するのは自己責任ですよ、ということになります。
飛鳥2の乗船ポリシー
飛鳥2の公式サイトには妊娠中の方の乗船に関する制限規約(妊娠〇週までOK・NGといった記載)は特にありませんでした
承諾書・診断書の提出のみが義務付けられているようです。
ぱしふぃっっくびいなす
ぱしふぃっくびいなすについても公式サイトには妊婦の方の乗船に関する規約記載はありませんでした。
ただ旅行パンフレットの方には、「妊娠中の方・特別の配慮が必要とする方はお申し込みの際に、参加にあたり特別な配慮が必要となる旨をお申し出ください。あらためて当社からご案内申し上げます」
と書いてあるので、何かしら書類の提出など必要になるでしょう。
にっぽん丸の乗船ポリシー
にっぽん丸は、乗船時に妊娠5~7ヵ月(16週0日~27週6日:いわゆる安定期)であれば、2泊3日以内の国内クルーズに限り乗船可能とのこと
また乗船前に弊社所定の承諾書及び診断書の提出が必要。
ダイヤモンドプリンセス
「お申し込みされるクルーズの終了までに妊娠24週目に入るお客様のご予約はできません」との記載が公式サイトにありました。
コスタセレーナ
「妊娠24週目までの女性は、かかりつけ医師からの承認がある場合は、ご参加いただくことは可能です」との記載が公式サイトにあり
どの客船会社も妊婦さんに対しては申込時から個別対応となっているようです。
詳しくは申込時に旅行会社や販売代理店の方に聞いてみるのが一番確実で安心だと思います。