2021年7月1日、横須賀⇔新門司間に就航したばかりの長距離フェリー「東京九州フェリー はまゆう」に乗船してきました。
飛行機・新幹線なら2時間程度の距離ですが、それをあえて21時間かけて移動するという優雅な船旅でした。
レストラン・大浴場あり・広々としたパブリックスペースや船内施設もきれいで(さすが新船!!)、プチクルーズも楽しめて良い思い出になりました。
今回は実際に東京九州フェリーに乗船した際の様子を撮りためた写真とともに紹介したいと思います。
東京九州フェリーダイヤ・運賃まとめ
まずは東京九州フェリーのダイヤと運賃を簡単にまとめておきました。
出港時間 | 入港時間 | |
---|---|---|
下り:横須賀 → 新門司 (月~土:日曜運休) |
23:45 | 21:00(翌日) |
上り:新門司 → 横須賀 (月~土:日曜運休) |
23:55 | 20:45(翌日) |
乗船料金は最安値で12,000円からですが、シーズン・等級・徒歩乗船/車乗船/バイク乗船など条件によってかなりの幅があります。
今回私が乗船したのは期間A・ツーリストA利用だったので12,000円でした。
料金詳細は別記事にまとめましたので、くわしくはこちら御覧ください。
新門司港で東京九州フェリーに乗船
今回は徒歩乗船だったので、JR小倉駅から新門司港フェリーターミナルまでの無料送迎バスを利用して行きました。
ターミナルに到着したらカウンターでチェックインを済ませてそのまま乗船です。
ターミナル内にはほとんど人がいませんでしたが、乗船待ちの車が沢山並んでいてマイカー乗船の方が多いのかなーという印象でした。
ツーリストAに泊まってみた
東京九州フェリーにはいわゆる雑魚寝の大部屋はありません。
基本料金は「ツーリストA」というタイプで、こちら階段式のカプセル寝台になっています。
追加料金6,000円(繁忙期は7,200円)払えば「ツーリストS」の個室にアップグレードできますが、個人的にはツーリストAで充分でした。
ただ、他のベッドの音や廊下の音は多少聞こえるので、耳栓やアイマスクは事前に準備しておいたほうが良いかもしれません。
ロールカーテン式になっていて、おろすとこんな感じです。
それからツーリストAにはスーツケースや大きなカバンを置くスペースがありません。
100円リターン式のコインロッカーがあるので、盗難防止のためにも荷物や貴重品はそちらに入れておきましょう。
船内施設紹介
「はまゆう」は新門司港と横須賀港をつなぐデビューしたばかりの新造船。
関東と九州を結ぶフェリー航路の開設は22年ぶりだそうです。
- 旅客定員数・・・268名
- 全長・・・・・・222.5m
- 総トン数・・・・15,515トン
- 航行速力・・・・28.3ノット
- 車両積載台数・・トラック/154台・乗用車/30台
船内施設の紹介に行ってみましょう。デッキプランはこちらになります。
エントランスホール
まず乗船口のあるエントランスホール。デッキ4~6まで吹き抜け構造になっていて開放感があります。
船内に入った瞬間のキラキラ感がすごい。
案内所・売店
エントランスホールには案内所があります。困ったこと・わからないことがあればこちらへ。
案内所の隣に併設してある売店はこんな感じ。おかし・おつまみ・飲み物(アルコール有)・アイス・船グッズ・お土産など購入可能。
飲み物やカップラーメンは自動販売機でも売っています。値段は普通です。
ランドリールーム
ランドリールーム。洗濯は1回200円、乾燥機は30分100円です。
フォーワードサロン
個人的に一番お気に入りの場所であるフォーワードサロン。船の船首にあって、ここからの眺めが最高です。
ぼーっと海をみたり、読書をしたりと落ち着いてゆっくり時間を過ごせるスペースでした。飲食は不可。
大浴場
露天風呂付きの大浴場。雄大な海原を眺めながらのお風呂はほんとリフレッシュできます。
コンフォート利用の場合タオルは自分で用意する必要あり。個室の方は部屋にタオルがあるのでそちらを持っていくカタチになります。
ペットルーム
ペットを預けるスペースもあります。ドッグランは他の長距離フェリーと比べても広めなのでワンちゃんと旅行される方は嬉しいかも。
シアタールーム
シアタールームでは1日1回の映画上映とプラネタリウムが楽しめます。
レストラン
そしてこちらがレストラン。座席数も多く広々としていて開放感あります。
中に入るとスタッフの方が席まで案内してくれます。
メニューはこちら。
注文は席においてあるタブレットでやって、会計はレストラン出るときにセルフレジで精算します。
東京九州フェリーオリジナルハンバーグセットを注文しました。美味しかったです。
ちなみにレストラン営業時間外も座席利用は可能。コーヒーマシンもありますし(1杯200円)、全然人がいなくて静かに読書したり景色を眺めたりとゆっくりできます。
後方デッキ
レストランを抜けると船最後方にあるデッキに出ることができます。
夏はここでバーベキューもやっています。
デッキからの眺めも最高です
約21時間ゆっくりと船旅楽しめました
新門司を出港して横須賀まで約21時間の船旅はあっという間でした。天候もよく揺れも一切ありませんでしたし。
船旅ってやたら乗船時間が長いし海の上ってやることなくて暇でしょう?ってよく言われるんですが、全くそんなことありません。
パブリックスペースは広々としててゆっくり読書や旅行仲間とおしゃべりを楽しんだり、ただただ海を眺めて景色を楽しむ、のんびり大浴場でリラックスなどなど楽しみはそれぞれ。
最後に:定刻通り横須賀に入港
フェリーは定刻通り20:45に新門司港に入港しました。
飛行機や新幹線ならあっという間に移動できる距離ですが、そこをあえて夜行フェリーで時間をかけて行くって贅沢な旅行だと思います。
たまには優雅に船の旅でもどうですか?おすすめですよ。