過去にクルーズ船で働いていた私がクルーズ旅行の持ち物「必需品」から「おすすめの持ち物」「持っていかないくていいもの」を紹介します。
旅行会社から届くパンフレットにも持ち物リストがあるかと思いますが、他にも実際にクルーがよく使っていたりお客さんから教えてもらった、「なるほど!」と唸ってしまうようなあったら便利アイテムも掲載しました。
クルーズに必須な持ち物:貴重品・書類関係
- 港までの航空券・乗車券等
- パスポート(コピーも)
- 現金
- 海外旅行保険書類
- クレジットカード(2枚)
- 予防接種証明書(クルーズによる)
現金
海外クルーズの場合、現金は日本円・ドル・ユーロの3通貨準備しておきましょう。できるだけ1ドル札や1ユーロコインをたくさん準備しておいたほうがいいです。
チップにも使えるし海外では高額紙幣はなかなか使いづらいので。100ドル札なんかちいさなお店だと受取拒否されることも多々ありますからね。
海外旅行保険
海外旅行保険加入は絶対必須です。特にロングクルーズになると体調を壊してしまったり(体力に自信のある人でもいつもと違う環境下で体調を崩しやすくなります)、寄港地でスリの被害にあったりと思いもよらないトラブルに巻き込まれる可能性もあります。
よく知られているように海外での医療費は膨大な金額になることも。
また、保険に加入したら保険証書は忘れないで持って行ってください。クルーズ中のいざというときに保険会社の連絡先がわからないと、結局現地で現金払いして帰国後に保険金請求するなんてとても面倒くさいことになります。
クレジットカード
多額の現金を持ち歩くのは不安だし危険でもあるのでクルーズ中の支払いは基本クレジットカードになるかと思います。
クレジットカードは盗難・紛失に備えて必ず最低2枚は持って行きましょう。旅行中は思っていたよりお金を使ってしまうこともあるので、クルーズ出発前に利用上限額を上げておいたほうがいいです。
新規にクレジットカード契約を検討の方には楽天カードがおすすめです。発行手数料無料・年会費永久無料・海外旅行傷害保険付き・利用金額に応じてポイントが付くといった他社のクレジットカードに比べて特典が多くとてもお得なカードです。
比較的審査基準が緩いと言われていて申し込み後最短1週間で届くので急いでカードを作りたい方にもおすすめ。もちろん海外でも使用可能です。
カードの詳細はこちらからご確認下さい。
それから、盗難・紛失など万が一の場合に備えて緊急連絡先はメモして大事に保管しておきましょう。
カードの裏表をコピーしておくと良いです。船旅中の盗難・紛失となるとカード会社に電話を入れたりと各種手続きがめちゃくちゃ大変です。コピーさえ取っていれば必要な情報をすぐに確認することができます。
予防接種証明書
乗船するクルーズ行程によってはアフリカや中南米・東南アジア等感染症リスクのある寄港地によることもあるでしょう。
その場合大抵は旅行会社から予防接種のお知らせが来ると思うので必ず接種するようにしておく必要があります。
衣類
- スーツ(男性)
- ネクタイ
- ドレス(女性)
- ベルト
- 下着・靴下
- 普段着としてのカジュアルウェア
- 防寒具
- 温度調節用にはおるもの(船内意外と寒かったりする)
- パジャマ
- スニーカー・革靴・サンダル(各1セット)
- アクセサリー
衣類はクルーズのシーズンや寄港地の気候等現地に即した物を持って行ってください。
中でもとくに必須なのは温度調節用の上着。夏のクルーズでも船内冷房がよく聞いていて寒くなることがあるので何か上に羽織るものは持って行きましょう。
船によってはランドリー施設も付いているのでクルーズ中に洗濯して回していけばそんなにたくさん服を持っていく必要はないかもしれません。下着やTシャツ程度なら手洗いでも良いと思います。船室内エアコンがよく効いてて乾燥しているのですぐ乾きますよ。
よく聞かれる質問で「タキシードは必要か」というのがありますが、必ずしもタキシードは必要ありません。スーツでも大丈夫です。クルーズのためにわざわざ新調する必要はないでしょう。
洗面用具
- 歯ブラシ・歯磨き粉
- 洗顔フォーム
- 整髪料
- リップクリーム
- 化粧品
- 髭剃り・シェービングフォーム
- 爪切り
- くし
常備薬
- 絆創膏
- 正露丸のような薬 or 胃腸薬
- マスク(船内で風邪が流行することも)
船上には必ず医務室があるので本当に不調なときは医師の診断を受けることができますが、正露丸や胃薬等の常備薬があると安心です。
海外の薬は日本人にとって効き目が強すぎたり合わないこともあるので普段使っているものがあれば持って行きましょう。
レジャー関係
- ガイドブック
- 水着(船上プール・ビーチ用)
- リュックサック・バッグ
- 双眼鏡
- 日焼け止め
- 虫よけ
- 帽子
- サングラス
- 雨具
寄港地やプールデッキでは日焼け止め対策が必須です。船内売店でも購入可能ですが、お気に入りのものがあれば日本から持って行きましょう。
また急な雨が降っても大丈夫なように雨具も必須でしょう。折りたたみ傘でもいいですが、小さく折りたためて収納袋付きタイプのレインコートは携帯性も良くおすすめです。防寒にもなるし両手が開くので何かと便利です。
文房具
- シャーペン・ボールペン
- 手帳
- 住所録
- 電卓(電子辞書・スマホアプリでもOK)
船内で友達ができたときに連絡先交換用住所録があるといいです。その他クルーズ中にいろいろとメモをとったりすることもよくあるので携帯できるような小さなノートがあるととても便利ですよ。
その他の持ち物:日用品等
- ノートパソコン
- カメラ・充電器・メモリーカード・電池
- メガネ・コンタクトレンズ
- 腕時計
- 目覚まし時計
- ハンカチ
- ポケットティッシュ
- レジ袋
- 目覚まし時計
- スーツケース
普段ノートパソコンを使っている方は持って行ったほうがいいでしょう。クルーズ中に撮った写真やビデオのバックアップ入れたり、船内WiFiのあるクルーズ船もあるので何かと役に立つでしょう。
海外の寄港地ではトイレにティッシュがないことがよくあるのでポケットティッシュは多めに持って行くと安心です。
レジ袋も必須アイテム。プールやビーチで濡れたものを入れたりといろんなところで何かと役に立ちます。
スーツケース
当然ですがスーツケースも必要になります。クルーズの長さにもよりますが81L以上の長期旅行用大きめのスーツケースをお勧めします。洋服や化粧品・小物等入れていくと結構な量になると思います。
お土産を買うことを考慮に入れるとスーツケースの容量は余裕を持って大きめなものを選んでおいたほうが後悔しないでしょう。
その他の持ち物:おすすめ便利グッズ
上記で紹介した持ち物は一般的な持ち物リストには必ず入っているようなものでしたが、ここからはクルーズリピーターや元客船クルーだった私が特におすすめするお役立ちアイテムを紹介します。
特にサーモスの水筒やフィルターボトルは飲み物代の節約になったり、その他狭いキャビンを効率よく使えるような小物は絶対に役に立ちますよ。
モバイルバッテリー
当然ながら旅行にスマホを持っていかれると思います。寄港地ではいつもより写真やビデオを多く撮影するでしょうから、やはりバッテリーの消費が早くなります。
そんな時の為にもモバイルバッテリー1台あれば安心です。このアイテムはアマゾンでもレビュー数が4,000件近くあり、ベストセラーとなっているモバイルバッテリーです。iPhoneやアンドロイドのスマホを1~2回充電できるようになっているので、容量的にも十分ではないでしょうか。
サーモスの水筒
船内で無料で飲める水やコーヒーを入れて部屋に持ち帰るのに役立ちます。部屋で温かい飲み物が飲めるのはかなりうれしいです。外出するときも使えます。とくにこのサーモス社の水筒は真空断熱が優れていていておすすめです。朝入れたコーヒーが昼になっても熱すぎて飲めないくらいの温度を保ってくれます。
フィルター付きウォーターボトル
船内で提供される水は海水をろ過したものになります。普通に飲めますがこのフィルターを通したほうがさらにおいしく飲めます。
毎日飲む水ですからこれはあったほうがいいですよ。
壁掛け レターラック
細々した日用品や旅先で手に入れたポストカード・船内新聞等いろいろと1箇所にまとめることができて、特に長期間に渡るクルーズに便利です。
洗濯バサミ
洗濯した下着やちょっとものを乾かしたい時、お菓子の袋を閉じたりとその他いろんな用途に使えます。
ステンレスピンチタイプが特におすすめです。
万能アーミーナイフ
普段アーミーナイフを使うことあまりありませんが、ロングクルーズには持って行くと便利です。ハサミやカッター代わりになったりいろいろと役に立ちます。自分はコレ必ず持っていきますね。
トラベルポーチ
キャビン内必ずしも広くありません。特に洗面台は狭くて置き場所がないので、こういったポーチがあれば狭いスペースでもうまく収納できますよ。特に女性の方は化粧グッズや洗面用具を入れるのにめちゃ役立ちます。
おすすめリュック
寄港地での利用におすすめ。あまりおおきくても邪魔になるので25L程度の大きさが一番おすすめです。なるべく身軽に移動したいですからね。
Kindle
本好きの方へ。本を持って行くと荷物になるのでKindleで予め電子書籍を入れていくのをおすすめします。洋上でゆっくり読書ができるのもクルーズの楽しみのひとつです。
もっていかなくていいもの
以下のものはたいてい船内で準備しているので持っていく必要はありません。
- せっけん
- シャンプー・リンス
- ボディーソープ
- バスタオル
- ハンガー(足りなかったら持ってきてくれる)
- ドライヤー(殆どの船にはある)
- 酔い止め薬(たいてい船で無料で)
- 本(重たいので)
- ボックステイッシュ・トイレットペーパー
クルーズ旅行持ち物まとめ
以上、クルーズ旅行に関する持ち物をリストアップして紹介しました。荷物の持ち込み量に制限がないとはいえなるべく荷物は少なくしたいものですよね。
まあ、大抵のものは船内か現地で購入できますので最低限必要なモノを持って行って足りなければ購入していくという考え方がいいかもしれません。
寄港地のスーパーで日常品を購入するのも結構楽しいですしね。今回の記事が参考になったらうれしいです。
記事中でも紹介しましたが、新規にクレジットカード作成をご検討の方は楽天カードがおすすめです。