六ツ星ラグジュアリークルーズの代名詞として確固たる地位を誇るシルバーシー・クルーズ。
そのシルバーシー・クルーズが2017年にフラッグシップとして投入したばかりの最新船「シルバーミューズ」が東京晴海港に入港。今回JTBクルーズ様にお声がけいただき、乗船させてもらうことができました。
全室スイート・バトラー付き、クルーズ代金にはアルコール代・チップなどを含むオールインクルーシブ制を採用。一度乗船したら余計な気遣い不要で最高級のクルーズ体験ができます。
この記事では実際にシルバーミューズの船内施設・客室・食事など豊富な画像と動画で紹介します。
シルバー・ミューズの概要
まずはシルバー・ミューズの概要から。
- 総トン数・・・40,791トン
- 乗客定員・・・595人
- 乗組員数・・・417人
- 全長・・・・・2212.8メートル
- 全幅・・・・・27メートル
- 就航年・・・・2017年4月
船自体は総トン数4万トン強と小さめですが、近寄ってみるとそれなりに迫力はあります。
船尾はこんな感じです。ちなみにシルバー・ミューズの船尾には客室がありません。船尾の近くはエンジン音がするのでお客様に快適に過ごしていただくことができない、という理由でキャビンを設けていないそうです。
全室バルコニー付きのキャビン。こうやって見るとちょっとしたマンションのようです。
シルバーミューズ船体動画です。
・総トン数 40,791トン
・全長 212.8メートル
・全幅 27メートル
・乗客定員 595人
・クルーズ料金 1人1泊10万くらい🤑 pic.twitter.com/76ZmVxDCoV— はた@週末はシルバーミューズ (@hata_cruise) 2019年5月20日
シルバー・ミューズ船内へ
手荷物検査を抜けてシルバーミューズに乗り込むとまずはレセプション前にある「ドルチェヴィータ」に案内されます。
ここはシルバーミューズの中心部で乗客が集まって歓談したり、お酒を楽しんだりするラウンジです。乗船客はここでウエルカムシャンパンを頂きながらチェックインを済ませます。
シルバーミューズの中心部「ドルチェ・ヴィータ」。乗客が集まっておしゃべりしたりのんびりするところ。ドリンクはアルコールも含めすべて無料。レセプション・ツアーデスクも隣接。 pic.twitter.com/aSAgnSdn4m
— はた@週末はシルバーミューズ (@hata_cruise) 2019年5月20日
全室スイートルーム・バトラー付きの贅沢さ
シルバーシー・クルーズの船は全室スイート、しかも一人ひとりにきめ細やかな対応をしてくれる専属バトラー付。
サービス・調度品すべてが超高級ホテルといった感じで、徹底した高級感が貫かれています。
スーペリア・ベランダ・スイート
キャビンカテゴリーによって部屋の大きさは違ってきますが、一番小さい部屋でも36平方メートルあります。
その「一番小さい部屋」でもこんなに豪華。まず扉を開けた瞬間から奥行きの広さに驚きです。
まず部屋に入ると右手にバスルーム。置いてあるアメニティはなんとブルガリです。
大理石のバスタブ付きです。欧米人向けに設計されているので普通の日本人なら余裕で足伸ばせて入れます。
そしてなぜか船なのにウォークインクローゼットまであります。備え付けのバスローブはエトロ。
そしてこちらが客室です。広い!!!
ベッドリネンはヨーロッパ王室御用達のプラテージ社の理念です(言われないと気づかないw)。とにかく部屋に備え付けられているものはすべて最高級品のモノばかり。
ウエルカムシャンパンとフルーツの用意も嬉しいですね。
ミニバーのドリンクもすべて無料で飲めるんですが、どのドリンクが減っているのかを見ながら宿泊客の好みに合わせて飲み物の補充がされたりと、細かいサービスも素晴らしい。
バルコニーも広めで気持ちが良いです。
ちなみに全室で無料Wi-Fiが使えるのもうれしいです。
ワンランク上のシルバー・スイート
あと、今回特別にワンランク上クラスのカテゴリーである「シルバー・スイート」の客室内も見せていただくことができました。
もはや客室というより、ここに住めるじゃんっ!!てレベルの広さと快適さです(笑)
私も仕事・プライベートで色々な船に乗ってきましたが、こんなにラグジュアリーな部屋は見たことありません(笑)。そのくらいすごいです。
シルバーシー船内施設紹介
それではここからシルバーミューズの船内施設を紹介してきます。
4万トン強の小型船ということでメガシップのような派手さはありませんが、一つ一つの施設が落ち着いた感じがあってこれぞラグジュアリー客船といった雰囲気です。
デッキ11:オブザベーションライブラリー
最上階のデッキ11前方には図書館「オブザベーションライブラリー」があります。
ここはブリッジの真下に位置していて眺めも最高。
デッキに出るとジョギングトラックもあります。
間近に見るシルバーシークルーズファンネルもかっこ良いです。
小型船とは言え、11階まで行くと流石に高いです・・。
デッキ10:プール&ジャクジー
デッキ10にはプール&ジャグジーがあります。
シルバーミューズのプールデッキ pic.twitter.com/OjZ65EcZhT
— はた@週末はシルバーミューズ (@hata_cruise) 2019年5月20日
ここにはプールバーとスカッパナポリという2つのダイニングがあります。日中も生バンド演奏やっているのでプールサイドでのんびりしながら洋上ランチとか最高ですね。
なんかシャッタータイミングが悪かったのかちょっといかつい雰囲気のバンドメンバーになっちゃいましたが、実際は笑顔で演奏してました(笑)
デッキ9:パノラマラウンジ
9階はパノラマラウンジがあります。ここのバースタッフと話してて印象に残ったのが「うちの船は最高のサービスを提供しています。お客様に手を上げさせてるようなことはさせない」的なことを言っていて、さすがだなと感じました。
シルバーミューズのパノラマラウンジ pic.twitter.com/Raif8FhQrg
— はた@週末はシルバーミューズ (@hata_cruise) 2019年5月20日
デッキ8:ブティック&アーツカフェ
閉まっていて中を除くことはできませんでしたが、高級ブランド品を販売しているブティックも。
そして最後尾には「アーツカフェ」というなのカフェがあります。「アート」という名前だけに美術作品がたくさん飾られています。
カフェコーナーにあるお湯サーバーも豪華。これもアートなのでしょうか?
ここでは軽食やデザートをとることもできます(もちろん無料)。
シルバーミューズのアートカフェ pic.twitter.com/hqIhdlvqhG
— はた@週末はシルバーミューズ (@hata_cruise) 2019年5月20日
デッキ7:シルバーノート&ラ・テラッツァ
シルバーミューズには従来のクルーズ船のようなメインダイニングがありません。
そのかわり船内8つあるレストランの中から好きな箇所を自由に選ぶことができます。これだけバリエーションに富んだレストランがあるので長期クルーズでも食に飽きるということはないでしょう。
乗客596名に対して8つのレストラン合計870席あるので入れ替え制や混雑に煩わされることもないです(一部レストランは大人気のため早期予約必要)。その日・その時の気分に合わせて好みの食を毎日選ぶことができます。食へのこだわりはすごいです。
こちら「シルバー・ノート」はニューヨークにある本格的なジャズクラブを模したレストランでバンド生演奏を楽しみながら食事を取ることができます。大人気の為予約は必須。
シルバーミューズで一番人気のあるジャズレストラン「シルバーノート」。乗船120日前から予約可能。このレストランの予約が取れないなら乗らないっていうお客さんもいるほど。 pic.twitter.com/nvmSU9ArPL
— はた@週末はシルバーミューズ (@hata_cruise) 2019年5月20日
そしてそのお隣には「ラ・テラッツァ」というイタリアンレストランが。こちら昼間はビュッフェレストランにもなります。
シルバーミューズのランチビュッフェ pic.twitter.com/T8hFSR7OSE
— はた@週末はシルバーミューズ (@hata_cruise) 2019年5月20日
デッキ6:スパ&フィットネスセンター
船のサイズの割にはスパとフィットネスセンターはかなり充実している感じがしました。一部しか写真撮れませんでしたが個室の数がすごいんです。
ちなみに、エステ・マッサージ・美容室利用は別料金となります。
フィットネスセンターも有酸素運動系・筋トレ系マシーンは一通り揃っていましたね。クルーズ期間中はほぼ間違いなく太るのでジムの充実度は重要です!!
デッキ5:シアター&ドルチェ・ヴィータ
5階最後尾にはシアターが。最大収容人数は350人と少し小さめに作られています。
シルバーミューズのシアター。収容人数は約350人。この船はリピーターが多いのでショーも満席になることはなくゆっくりと鑑賞できます。ステージも小さくショーの規模も小さめ。エンターテイナーは6名しか乗船してないそうです。 pic.twitter.com/T9L3qGO2LW
— はた@週末はシルバーミューズ (@hata_cruise) 2019年5月20日
あとは冒頭でも少し紹介したドルチェ・ヴィータラウンジもここ5階に。
デッキ4:4つのダイニングレストラン
ここデッキ4は4つのダイニングレストランが隣接しています。
— はた@週末はシルバーミューズ (@hata_cruise) 2019年5月21日
こちらはスペシャリティレストランの「ラ・ダム」。出発の120日前から予約受け付け可能でここだけは予約しておかないと下手したらクルーズ中に利用できないかもしれない、というくらい大人気のフレンチレストランです(カバーチャージ$60必要)。座席も30席しかありません。
鉄板焼きレストラン「カイセキ」。
シーフード&グリルがメインのレストラン「アトランティード」。
アジアンレストランの「インドシナ」。
ここでシルバミューズのコースランチ一部を紹介しますね。
メニューの中にあるものは好きなだけ食べ放題です。とは言え客層的にもたくさん食べるというより、高級料理を少しずつ楽しみながら食べるという感じですね。
シルバーシーの船では食事の際に提供されるアルコールはすべて無料です(一部高級ワインは有料)。もちろんおかわり自由。
すべての料理は小規模な船だからこそできる丁寧で美しい盛り付けででてきます。味は文句なしで美味しいです。
はい、ということで船内紹介は以上で終わりになります。
シルバーミューズは乗客がゆったりと過ごせるよう一人あたりのスペースが広く設計されていて、どこへ行っても混み合うことがありません。
モットーでもある「NOと言わないサービス」で乗客の要望にも柔軟に対応してくれるので、静かで落ち着いた贅沢なクルーズ体験を求めている方にはピッタリの船ではないでしょうか。