世界一周豪華客船で働いていた私が選ぶもう一度行きたい国と地域17選

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クルーズ船で働きたい

私は豪華客船で働きながらいろんなところを見て回りました。ちゃんと数えたことないですが多分50カ国くらいは行っていると思います。

どの寄港地も甲乙つけがたいくらい魅力のある場所でしたが行ってよかった国(都市・地域)に勝手に自分ランキングをつけましたので紹介します。

17位:ブリッジタウン、バルバドス

カリブ海に位置する国「バルバドス(首都:ブリッジタウン)」をご存知でしょうか。日本ではあまり馴染みのない国名ですが、カリブ諸島の中では結構有名なリゾート地でアメリカあたりからかなりの数のクルーズ船が寄港しています。

ここバルバドスは何と言ってもビーチがとにかく綺麗。本当に透き通るような透明な海は感動ものです。

首都であるブリッジタウン歴史地区は世界遺産地域に指定されていてイギリス植民地時代に築かれた旧市街の街並みを残しています。

街を散歩してビーチで寝っ転がっているだけでとても幸せな気分になれます。

カリブ海にあるリゾート地の中でもオススメの場所です。

バルバドス

出典:http://onestep4ward.com/5-beaches-barbados/

バルバドス ブリッジタウン

出典:https://flicker.com

16位:ジブラルタル、イギリス統治領

ジブラルタルはイベリア半島の南東端に位置していてヨーロッパ本土にあるのですが、イギリスの統治領です。実際に通貨も英ポンド使えますし、英語が公用語になっています。

総面積にしておよそ6・8平方キロとかなり狭い。ですが昔から地中海の出入口を抑える戦略的要衝の地として軍事上・海上交通上、重要視されてきており現在もその領有権をめぐってイギリスとスペインが争っている地域でもあります。

そしてそのジブラルタルといえば、かの有名な「ジブラルタルロック」。海沿いに突然そそり立つ海抜426mの巨大岩。これは圧巻。
頂点にはロープウェーで登ることができ、展望台からの眺めもすばらいいです。天気がいい日にはアフリカ大陸を望むこともできます。

ジブラルタルロック

出典:http://www.telegraph.co.uk/

ジブラルタル市街地

出典:https://flicker.com

15位:スエズ運河・パナマ運河

運河系ということで一つにまとめちゃいましたが、エジプトにあるスエズ運河とパナマにあるパナマ運河。

これどっちも本当にすごいですよ。パナマ運河は約100年前、スエズ運河は約150年前に人の手によって開通されました。そんな昔にあれだけの工事をやってのけた事実には驚嘆します。

そして、実際に運河を通過する際の景色も凄まじい。スエズ運河は見渡す限りの砂漠地帯を、パナマ運河ではジャングルの中を巨大なタンカー船や客船がゆっくりと運航。すごいです。

どちらも丸1日かけての運河通行になります。

スエズ運河

出典:By http://www.panoramio.com/user/2433337?with_photo_id=64163879 (http://www.panoramio.com/photo/64163879) [CC BY-SA 3.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], via Wikimedia Commons

パナマ運河

出典:https://flicker.com

14位:ウォルビスベイ、ナミビア

ナミビアといえば「ナミブ砂漠」。はい、ただの砂漠です。でもこれが美しい。ずーっと先まで何にもありません。ひたすら砂漠です。

しかし高さ300メートル級の砂丘がいくつも連なった風景は圧巻。「ナミブ」とは 現地の言葉で「何もない」砂の海原と果てしない空を表すそうです。綺麗だった…。

ナミブ砂漠

出典:https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/45/Sossusvlei_Dune_Namib_Desert_Namibia_Luca_Galuzzi_2004.JPG

ナミブ砂漠

13位:アンティグア、グアテマラ

中南米にもたくさんの魅力的な街がありますが、グアテマラにあるアンティグアは特にお気に入りの一つです。
この町はスペインのムデハル様式の影響を受けたバロック建築と、植民地時代に建てられた多数の教会の遺構で知られていて、ユネスコの世界遺産にも登録されています。

かつてのグアテマラの首都でしたが、幾度かによる地震により多くの建物が崩壊。現在も大地震による建物の倒壊跡が街のあちこちに見ることができなかなか興味深い。

アンティグア

出典:”Antigua, Guatemala” by Pedro Szekely from USA – Antigua, Guatemala. Licensed under CC BY 2.0 via Commons – https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Antigua,_Gアンティグアuatemala.jpg#/media/File:Antigua,_Guatemala.jpg

12位:レプティスマグナ遺跡、リビア

私がリビアを訪れたのは確か7,8年前。まだカダフィ大佐が国の最高指導者として健在だった時です。

社会主義の国ということで暗くて閉ざされたイメージがありましたが(実際、当時アメリカ国籍を持った人はリビアでの上陸が許されなかった)、観光は国の収入の一つで多くの観光客が訪れていました。

リビアの東約130kmいったところに「レプティス・マグナ」という古代ローマ遺跡があります。あまり知られていませんが古代ローマ屈指の遺跡として世界遺産登録もされています。
アフリカ出身で初のローマ皇帝となったセプティミウス・セウェルスが全ての属州の都市のなかでレプティスを最優遇し、惜しげもなく財を投入し、建築事業を推進した結果、レプティスはカルタゴ、アレキサンドリアに次ぐアフリカ第三の大都市となりました。しかし、その後年は没落し程なく砂に埋もれてします完全に忘れられた存在になってしまいました。

しかし、1921年になって再発見。長年砂に埋もれていた遺跡は荒らされる事もなくかなりの良い保存状態を保ったまま再発掘されました。
この遺跡、めっちゃ広くていろんな遺構があり1日歩き回っていても飽きません。

レプティス・マグナ

出典:https://flicker.com

レプティス・マグナ

出典:”Severan Basilica” by SashaCoachman – 投稿者自身による作品. Licensed under CC 表示-継承 3.0 via ウィキメディア・コモンズ – https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Severan_Basilica.JPG#/media/File:Severan_Basilica.JPG

レプティス・マグナ3

出典:”Forum Leptis Magna 03″ by SashaCoachman – 投稿者自身による作品. Licensed under CC 表示-継承 3.0 via ウィキメディア・コモンズ – https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Forum_Leptis_Magna_03.JPG#/media/File:Forum_Leptis_Magna_03.JPG

11位:バレッタ、マルタ共和国

マルタ共和国はイタリア・シチリア島の南に位置していて東京都23区の面積約半分というとても小さな国です。

『紳士が紳士のために建てた宮殿都市』とも言われるバレッタの市街地は世界遺産にも登録されていて多様な建築様式が立ち並ぶ美しい街です。

バレッタは小さな街なので1日あればだいたい一周できます。古い中世の街並みを眺めながら歩いているだけで楽しめる街です。

マルタ

出典:https://flicker.com

マルタ

出典:”Street in Valetta, Malta” by Queryzo. Licensed under CC BY-SA 3.0 via Commons – https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Street_in_Valetta,_Malta.jpeg#/media/File:Street_in_Valetta,_Malta.jpeg

10位:カルタヘナ、コロンビア

グアテマラのアンティグアも面白い中南米の街でしたが、コロンビにあるカルタヘナもオススメです。

スペイン植民地時代の様々な歴史的建築物が数多く現存することから、1985年にユネスコの世界遺産に登録されました。

カルタヘナはコロンビアの中で最も観光客の多い都市でもあります。

コロンビアといえばドラッグとか危険あイメージがありますが、カルタヘナはめっちゃいいところです。カラフルな建物が立ち並び、街の人はみんな陽気。中南米の年ではもう一度行ってみたい寄港地でもあります。

カルタヘナ

出典:By Bernd Lutz (http://www.fotopedia.com/items/mapache-Md70gq90ngY) [CC BY-SA 3.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], via Wikimedia Commons

出典:”Atardecer en Cartagena de Indias desde La Popa.” by Norma Gòmez – originally posted to Flickr as Atardecer en la bahia de Cartagena visto desde el Convento de La Popa.. Licensed under CC BY 2.0 via Commons – https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Atardecer_en_Cartagena_de_Indias_desde_La_Popa..jpg#/media/File:Atardecer_en_Cartagena_de_Indias_desde_La_Popa..jpg

9位:バルセロナ、スペイン

説明する必要もありませんね。サグラダ・ファミリアのある街バルセロナです。

サグラダ・ファミリアの完成はガウディの没後100年にあたる2026年をめざしているということで着工から100年以上たった今でも建設中です。しかし建設中とはいえ入場可能。しかもあのタワーみたいなやつは登ることができるんです。上まで登るとバルセロナの街並みを楽しむことができます。階段で登るので大変でしたが、上まで行く価値大いにあります。

その他、ガウディが建築した建物や公園など見て歩くと楽しいです。

バルセロナ

出典:”Sagrada Familia 01″ by Bernard Gagnon – Own work. Licensed under CC BY-SA 3.0 via Commons – https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Sagrada_Familia_01.jpg#/media/File:Sagrada_Familia_01.jpg

バルセロナ

出典:By ChristianSchd (Own work) [CC BY-SA 3.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], via Wikimedia Commons

8位:イスタンブール、トルコ

ヨーロッパとアジアが交わる都市イスタンブール。見どころがありすぎて客船の寄港時間中ではとても時間が足りませんでした。もう一度ゆっくりと足を運んでみたい街の一つです。

イスタンブール

出典:https://www.flickr.com/photos/enriquefreire/6144435371

イスタンブー

出典:https://www.flickr.com/photos/aigle_dore/8274733282

7位:ケープタウン、南アフリカ

ケープタウンといえば「テーブルマウンテン」。

山頂まではロープウェーで行くことができます。山頂からのケープタウンの眺めは最高。

夜のダウンタウンは危険だから行くなと言われましたが、観光客が集まるようなエリアは安全でめちゃくちゃいいところです。ナミビアや南アフリカはヨーロッパ人がよくバケーションとして訪れるのに人気のようで観光客で賑わっていました。

少し足を伸ばせばワイナリーや有名な喜望峰数時間で行くことができます。あと、サファリ観光もオススメです。

お金と時間があったら数週間滞在したいエリアです。

ケープタウン
ケープタウン

6位:ドブロブニク、クロアチア

第6位はクロアチアのドブロブニク。旧市街は「アドリア海の真珠」とも謳われる美しい町並みを誇り、アドリア海沿岸でも傑出した観光地。多数のクルーズ船も寄港します。

旅行パンフレットの表紙にもよく使われていたり、ジブリの名作「魔女の宅急便」の舞台となった街としてもよく知られていますよね。ここは本当に綺麗です。

1日あれば歩けちゃうような小さな町ですが1泊はしたいですね。夜景も綺麗ですし、市街地の夜のレストランなんか雰囲気ありすぎです。日中はゆっくり散歩しながらカフェで休憩なんて最高ですね。

ドブロブニクを訪れることがあればスルジ山だけは絶対に行ってください。山頂からの旧市街地の眺めは最高です。

ドブロブニク

出典:By Dudva (Own work) [CC BY-SA 3.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], via Wikimedia Commons

ドブロブニク

出典:”Main street-Dubrovnik-2″ by I, Beyond silence. Licensed under CC BY-SA 3.0 via Commons – https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Main_street-Dubrovnik-2.jpg#/media/File:Main_street-Dubrovnik-2.jpg

5位:ノルウェーのソグネフィヨルド

ノルウェーにあるソグネフィヨルドは世界で2番目に大きなフィヨルドと言われ全長203kmにわたり壮大な風景を楽しむことができます。

フィヨルドとは氷河による浸食作用によって形成された複雑な地形の湾・入り江のこと。

数万年もの時間をかけて数千mも降り積もった雪が融けずに固まり、氷へと変化した氷河が自分自身の重みによって、速くても1年間に数百mというスピードで山の斜面を下り、滑りながら底にある地面を深く鋭く削り取り、深い谷を形作って行ったのです。

ソグネフィヨルドの両岸は1000mを越える崖に囲まれている場所があり圧巻です。自然の力の偉大さを実感させられます。

ソグネフィヨルド

出典:”Geirangerfjord ” by Andreas Trepte – Own work. Licensed under CC BY-SA 2.5 via Commons – https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Geirangerfjord_.jpg#/media/File:Geirangerfjord_.jpg

出典:”Trollfjord Juni 2005″ by Clemensfranz – Own work. Licensed under CC BY-SA 3.0 via Commons – https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Trollfjord_Juni_2005.jpg#/media/File:Trollfjord_Juni_2005.jpg

4位:ヴェネチア、イタリア

改めて説明するまでもないほどの有名都市ヴェネツィア。「水の都」とも呼ばれています

客船から眺めるヴェネチアの景色は素晴らしかった。

迷路のように狭くて曲がりくねった路地や通りを歩いているだけで楽しいです。

ベネチア

出典:http://www.safety4sea.com/

ベネチア

出典:”Rialto Gondoliers” by Saffron Blaze – Own work. Licensed under CC BY-SA 3.0 via Commons – https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Rialto_Gondoliers.jpg#/media/File:Rialto_Gondoliers.jpg

3位:エジプト

やっぱりエジプトは外せません。小さな頃から憧れていたピラミッドを見た時は感動しました。

エジプトでは特別に2週間滞在し、カイロの考古学博物館(黄金のファラオが置いてある)やルクソール・アスワンまで足を伸ばしました。

アラブの国って危ないイメージがあるかもしれませんが全然そんなことありませんでした。アラブの人って一般的には陽気で意外なほどフレンドリーでとても親切にしてもらいました。

エジプト

出典:https://www.flickr.com/photos/brunogirin/20151400

エジプト

エジプ2

出典:”Entrance of Luxor Temple” by Omar Shawki – Own work. Licensed under CC BY-SA 3.0 via Commons – https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Entrance_of_Luxor_Temple.JPG#/media/File:Entrance_of_Luxor_Temple.JPG

出典:http://mustseeplaces.eu/

2位:グレーシャーベイ、アラスカ、アメリカ合衆国

ここアラスカにあるグレーシャーベイ氷河の景色はとんでもなく綺麗でした。世界各地の自然を見てきましたがアラスカの氷河は文句なくNo1です。やはり自然が織りなす力には文字通り言葉が出ないほど驚嘆されます。超感動です。

アラスカ
アラスカ

出典:„John Muir Glacier“ von Eric E Castro from San Francisco – John Muir GlacierUploaded by Aconcagua. Lizenziert unter CC BY 2.0 über Wikimedia Commons – https://commons.wikimedia.org/wiki/File:John_Muir_Glacier.jpg#/media/File:John_Muir_Glacier.jpg

1位:ペトラ遺跡、ヨルダン

そして、堂々の1位はヨルダンにあり中東を代表する大遺跡「ペトラ遺跡」です。

ペトラ遺跡といえばエル・カズネと呼ばれる宝物殿が一番有名ですが、実はそれは広大なペトラ遺跡のほんの一部です(2014年時点で全遺跡のたった15%までしか調査が進んでいないそです)。

シークと呼ばれる薄暗くて狭い峡谷(場所によっては幅3メートルもない。両側の切り立った崖の高さは60~100mにも達します。水の侵食により滑らかに削られた自然の地質断層であるという事実もびっくり)をおよそ1.2キロメートル歩くと、ペトラの最も精緻な遺跡であるエル・カズネ(宝物殿)に行き着きます。

この宝物殿だけで感嘆ものなのですが、その先へ進むと突然目の前に広がる広大な遺跡郡。大小500を超えると言われる神殿。3500人以上を収容できるローマ劇場。石畳が敷かれ両脇には巨大な列柱が立ち並んでいるローマ人街。凱旋門もある。

その凄さに衝撃を受けました。言葉と写真ではこの凄さを伝えることはできません。

いやー、ここは本当にいけて良かった。

ペトラ
ペトラ

出典:”Petra First Glimpse” by David Bjorgen – . Licensed under CC 表示-継承 3.0 via ウィキメディア・コモンズ – https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Petra_First_Glimpse.jpg#/media/File:Petra_First_Glimpse.jpg

ペトラ

出典:By Bernard Gagnon (Own work) [GFDL (http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html) or CC BY-SA 3.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], via Wikimedia Commons

ペトラ0

出典:https://www.flickr.com/photos/archer10/2217651456

ペトラ

出典:”Great Temple of Petra 02″ by Bernard Gagnon – Own work. Licensed under CC BY-SA 3.0 via Commons – https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Great_Temple_of_Petra_02.jpg#/media/File:Great_Temple_of_Petra_02.jpg

まとめ

以上、豪華客船で地球を5周した私が勝手に行ってみてよかったところ17選をピックアップしました。本当はどれもそれぞれ違った魅力を持っていて順位つけがたいです。ここで紹介しきれなかった場所もたくさんあります。

言いたかったこと:客船の旅はいい!