クルーズという言葉に「高そう・セレブが行く旅行」といったイメージを持つ方も多いかも知れません
TVでも「こちらがスイートルーム、1泊10万円になります」なんていかにクルーズが高いか・豪華であるかを見せる番組構成が多く、「クルーズ = 高い」という印象になってしまうのも仕方ないかも知れません。
確かにそういう高級船もありますが、最近は1泊1万円台から乗船できるカジュアルクルーズが人気です。
自分もクルーズが大好きで年に2~3回はカジュアルクルーズ船に乗っていますが、「クルーズは高いどころか安い」とさえ思っています。
クルーズにもランクがある
クルーズと言っても大きく3つのランクに分けることができます。
- ラグジュアリー
- プレミアム
- カジュアル
明確な区分基準があるわけではありませんが、1泊5~10万円 = ラグジュアリー、3万円前後 = プレミアム、1万円台 = カジュアル、といった感じで区分けされます
そう。「高い」というイメージがあるクルーズですが、色々なタイプがあって「安いクルーズ」も実はあるんです。
1泊5万~10万円:ラグジュアリー
ラグジュアリー船は1泊5万円~10万円ほどにもなります。
確かに高いですよね。多くの方がイメージを持つ「クルーズ」のイメージにピッタリかも知れません。
例えば、世界最高峰6つ星クルーズで有名な「シルバーシー・クルーズ」は1泊10万円が相場。
全室スイートルーム・アメニティはブルガリ・専用バトラー付きでサービス・料理・施設もすべてが超一流。一度、乗船したことがありますが、「ザ・お金持ち」が乗る船でした。
ちなみに日本一有名な豪華客船「飛鳥2」は1泊5万円台が相場ですが、ラグジュアリーシップに分類されます。
船サイズも比較的小さく、その分お客さんも少ないので船内は落ち着いた感じ。
乗組員とお客さんの距離も近く、レベルの高いサービスも受けることができますし、たとえるならラグジュアリーシップは高級旅館のようなイメージです。
1泊3万円前後:プレミアム
プレミアム船は1泊3万円前後が相場。
1泊3万円でも高いと思いますが、プレミアム客船でも早期割引やキャペーン・セールを行うことがよくあり、1泊1~2万円台で乗船できることが多いです。
例えば長年日本発着クルーズを行っている「ダイヤモンドプリンセス」がそうです。
大人向けのクルーズでプレミアムな気分を味わうことができる豪華客船でした。
1泊1万円台:カジュアル
カジュアル客船は1泊1万円台から、子供はクルーズ料金無料(または子供料金設定あり)と、比較的参加しやすい料金設定になっています。
カジュアル船はお客さんを数千人も収容できるので、規模の経済を活かして原価を下げることでクルーズ料金を低価にできます。
大型シアター・プール・ウォータースライダー・カジノ・ジム・エステと何でもアリで1日船内で遊べる。
食事もバイキング・コース料理食べ放題、と家族で楽しめる大型リゾートホテルのようです。
世界的にもクルーズ人口は右肩上がりの成長を続けていますが、毎年こういったメガシップがデビューしていて、気軽に低料金のクルーズを楽しみたいという層をたくさん取り込めているのがその秘密です。
実は日本のクルーズ人口の動向を見ても同じことが言えます。ものすごい勢いで伸びているのがわかります。
我が国のクルーズ等の動向(調査結果)について:国土交通省
さすがにラグジュアリーシップやプレミアムシップで受けられるサービスや料理のクオリティには及びませんが、決して安かろう悪かろうではないんですね。
日本で乗れるカジュアルクルーズの代表格は「コスタクルーズ」になります。
こちらは18歳未満の子供はクルーズ料金無料・クルーズ代金には飲み放題も含まていてかなりお得になっています。
クルーズは高くない
このように最近は比較的手頃な料金で参加できるクルーズ旅行がたくさん販売されています。
「食事」「エンタメ」「宿泊」「移動」全部込みで1泊1万円台だと考えれば全然安くないですか?
むしろ普通に国内旅行・海外旅行に行くより安いかもしれません。
格安でクルーズを提供しているカジュアル客船会社はいくつもあります。詳しくはこちらにまとめたので是非合わせてご覧ください。