2020年7月22日開始の「GoTo キャンペーン」。
新型コロナウイルスの影響で被害を受けた観光業・飲食業・イベント/エンターテイメント事業などに対して、需要喚起を目的としたキャンペーンとなっています。
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中でも一番の目玉は国内旅行金額の半額(1泊あたり2万円が上限)が補助されるというもの。
このキャンペーン、「飛鳥2」「にっぽん丸」「ぱしふぃっくびいなす」等の国内発着クルーズも割引の対象となっています。

画像引用:観光庁公式サイト
これを利用すればお得にクルーズに行けるんじゃないの?と思ったので調べたことをシェアしていきたいと思います。
GoTo キャンペーンの概要
政府が発表した資料によるとGoTo キャンペーンの予算は1兆6794億円。
2016年の熊本自身で被害を受けた九州への旅行助成金(ふっこう割)が180億円だったことを考えると、今回の予算がかなり大規模なものになっていることがわかると思います。
開始は7月中を予定していて、対象は日本国内に在住している方のみとなります。
「GoTo キャンペーン」は大きく以下の4つに別れています。
- GoTo Travel
- GoTo Eat
- GoTo Event
- GoTo 商店街
そして、この4つのキャンペーンの中から当記事で取り上げるのは「GoTo Travelキャンペーン」になります。
1人1泊あたり2万円を上限に助成
「GoTo Travel キャンペーン」では、国内旅行商品を購入する消費者に旅行代金の半額相当部分の補助(日帰りは1名あたり1万円、宿泊は1名1泊あたり2万円を上限とする)をするとしています。
これは過去の旅行促進キャンペーンのなかでも最大規模です。
そして、国内クルーズ旅行もこのキャンペーンが適応されることに。
料金的にも敷居の高い「飛鳥2」「にっぽん丸」「ぱしふぃっくびいなす」などの日本船クルーズが1泊につき2万円も割引になるって超お得過ぎますよね。
ただ一つだけ注意しておきたいのがGoTo Travel キャンペーンの補助は全て旅行代金の割引に使われるものではないということです。
どういうことかというと、
- 補助額の7割が旅行代金の割引
- 補助額の3割が現地クーポンとして付与
として補助されるということです。
70%は旅行代金の割引、残りの30%は旅行先での地域産品・飲食・施設などの利用クーポンという内訳になります。
クルーズの場合どのような形でクーポンが配布されるかはまだわかりません。
「飛鳥2」「ぱしふぃっくびいなす」「にっぽん丸」は1泊4~5万円が相場になっているので、GoTo Travel キャンペーンを利用すればかなりお得に。
割引イメージはこの様になります(旅行代金の半額相当を補助、1泊あたり2万円を上限)。
クルーズ代金 | 割引額 (7割) | クーポン (3割) | 実質の代金 | |
---|---|---|---|---|
1泊2日 | 30,000円 | 10,500円 | 4,500円 | 15,000円 |
1泊2日 | 50,000円 | 14,000円 | 6,000円 | 30,000円 |
10泊11日 | 400,000円 | 140,000円 | 60,000円 | 200,000円 |
複数泊になればなるほど補助額も増えお得になるのでクルーズ旅行にピッタリだと思います。
GoTo キャンペーン補助の受け方
GoTo Travelキャンペーンの割引方法についてはまだ決まっていませんが、今までの旅行助成金(ふっこう割等)制度では、認可された宿泊予約サイトや旅行会社で予約をすれば割引を受けられる仕組みでした。
おそらく今までのように旅行予約時に割引が適応されるようなシステムが組まれると思いますが、ここらへんは情報が入り次第更新していきたいと思います。
GoToトラベルキャンペーン対象のクルーズ船一覧
GoToトラベルキャンペーンの対象となる日本国内クルーズは全部で3船あります。
コロナの影響で現在は日本でのクルーズ船運行は全て中止となっていますが、現時点での催行開始予定日は以下のとおりです
船名 | クルーズ再開日(予定) |
---|---|
飛鳥2 | 11月2日 |
にっぽん丸 | 11月2日 |
ぱしふぃっくびいなす | 12月5日 |
最後に
日本船によるクルーズ再開の見込みはまだつきませんが、このキャンペーンを利用すればかなりお得にクルーズに出かけられることになります。
実施期間は来年1月末までを予定しているということなので半年ほどはチャンスがあることになります。
この機会に日本船デビューもいいかもしれませんね。
キャンペーンもまだ準備段階にあり、今回は速報ということでお伝えしましたが制度の詳細がわかればまたお伝えしますね。